アリッサム(スイートアリッサム)は、小さな花が手まりのように集まって咲く、非常に可愛らしく香りの良い植物です。
寄せ植えの名脇役としても人気です。

アリッサムの基本情報
- 学名:Lobularia maritima
- 科名 / 属名:アブラナ科 / ロブラリア属
- 分類:多年草(日本では主に一年草扱い)
- 原産地:地中海沿岸
- 開花時期:2月〜6月、9月〜12月(真夏・真冬は中休み)
- 花色:白、ピンク、紫、オレンジ、黄など
- 草丈:10cm 〜 20cm(横に広がる性質)
- 耐寒性:比較的強い(霜には注意)
- 耐暑性:弱い(蒸れに注意)
アリッサムの育て方のポイント
置き場所
アリッサムは日当たりと風通しの良い場所を好みます。
- 日当たり: 日照不足になると花付きが悪くなり、茎がひょろひょろと伸びて(徒長して)しまいます。
- 風通し: 湿気に弱いため、風通しを確保することが蒸れ防止に繋がります。
- 夏越し: 高温多湿に弱いため、夏は半日陰の涼しい場所へ移動させるか、一年草と割り切って育てるのが一般的です。
水やり
「乾いたらたっぷりと」が基本ですが、過湿には注意が必要です。
- タイミング: 土の表面が白く乾いたら、株元にたっぷりと水をあげます。
- 注意点: 花に直接水がかかると、花が傷んだり蒸れたりする原因になります。葉をそっと持ち上げて、株元に流し込むように水やりをするのがコツです。
用土
水はけの良い土を好みます。
- 鉢植え: 市販の「花用培養土」で問題なく育ちます。自分で配合する場合は、赤玉土(中粒〜小粒)6:腐葉土4などの割合が目安です。
- 地植え: 水はけが悪い場合は、腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおきましょう。
肥料
開花期間が長いため、定期的な追肥が欠かせません。
- 元肥: 植え付け時に緩効性肥料を土に混ぜ込みます。
- 追肥: 花が咲いている期間は、10日〜2週間に1回程度、薄めた液体肥料を与えます。
- 株がほとんど成長していない極寒期や、雪が積もるような時期は、一旦肥料をストップしても大丈夫です。
お手入れ
こまめなメンテナンスで、春から初夏まで長く咲き続けます。
- 花がら摘み: 咲き終わった花穂は付け根からカットします。これを放っておくと種を作る方にエネルギーがいき、花数が減ってしまいます。
- 切り戻し: 茎が伸びすぎて形が崩れたり、株の中が蒸れてきたりしたら、全体の半分くらいまでバッサリと切り戻しをします。しばらくすると新芽が出て、再びこんもりと花を咲かせます。
病害虫
風通しに気をつければ比較的丈夫ですが、以下の2つには注意です。
- アブラムシ: 春先や秋に発生しやすいです。見つけ次第、薬剤で駆除するか、水で洗い流しましょう。
- コナガ(幼虫): アブラナ科の植物なので、青虫のような幼虫が葉を食害することがあります。葉に穴が開いていたら裏側をチェックしてください。

