『トレニア(カウアイシリーズ)』の育て方

植物マニュアル

トレニア「カウアイ」シリーズは、従来のトレニアに比べて暑さや乾燥にとても強く、コンパクトにまとまる人気の品種です。夏から秋にかけて次々と花を咲かせてくれます。

トレニアの基本情報

  • 学名: Torenia fournieri ‘Kauai’
  • 科名/属名: アゼナ科(旧ゴマノハグサ科)ツルウリクサ属
  • 和名: ナツスミレ(夏菫)、ハナウリクサ(花瓜草)
  • 園芸分類: 非耐寒性一年草
  • 草丈: 約20〜30cm
  • 株張り: 約20cm
  • 開花期: 5月〜11月(初夏から晩秋まで長く咲き続けます)

トレニア育て方のポイント

植え付け場所、置き場所

  • 日当たり〜半日陰: 本来は日光を好みますが、カウアイシリーズは半日陰(午前中だけ日が当たるような場所)でも十分に花を咲かせます。
  • 夏の直射日光に注意: 暑さには非常に強い品種ですが、日本の夏の強烈な西日や直射日光に当たると、葉焼けを起こしたり株が弱ったりすることがあります。夏場は「半日陰」になる場所や、木漏れ日が当たるような涼しい場所がベストです。

水やり

乾いたらたっぷりと: 土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。

水切れに注意: 従来の品種より乾燥に強いとはいえ、トレニアは基本的に水を好みます。特に夏場は水切れを起こしやすいので、朝や夕方の涼しい時間帯にしっかり与えてください。

用土

水はけと保水性のバランスが良い土: 市販の「花用培養土」で問題なく育ちます。

配合する場合: 赤玉土(小粒)6:腐葉土4 などの、少し保水性(水持ち)がありつつも、水がたまらないブレンドが適しています。

肥料

開花期は定期的に: 春から秋まで休みなく咲き続けるため、肥料切れを起こさないことが大切です。

追肥: 植え付け時にゆっくり効く元肥を混ぜた後、開花期間中(5月〜10月)は、1〜2週間に1回程度、薄めの液体肥料を水やり代わりに与えるか、月に1回固形肥料を置き肥します。

お手入れ

摘芯(ピンチ): 苗が小さいうちに茎の先端をパツンと切ると、わき芽がどんどん増えて花数が何倍にも増えます(カウアイシリーズはもともと分枝性が高いですが、最初に行うとさらにこんもり仕上がります)。

切り戻し: 7月〜8月頃、暑さで少し元気がなくなったり、形が乱れてきたりしたら、全体の半分〜3分の1程度までバッサリと切り戻します。初秋には再び美しい新芽が揃い、秋に見事な花を咲かせます。

花がら摘み: 終わった花はこまめに摘み取ると、病気の予防になり、次の花芽が上がりやすくなります。

病害虫

うどんこ病: 初夏や秋口など、風通しが悪く乾燥気味のときに、葉が白い粉を吹いたようになることがあります。風通しの良い場所で管理し、見つけたら専用の殺菌剤などで対処します。

アブラムシ・ハダニ: 暖かく乾燥する時期に発生しやすいです。水やりの際、葉の裏にも水をかける(葉水)とハダニの予防になります。